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各老人ホームにおける認知症への介護状況について

高齢化社会につきものの認知症は留まるところを知らず、程度の差があるにしろ殆どの老人に見受けられる症状と言えるでしょう。脳血管性の認知症、老人性のいわゆる「まだらぼけ」といわれるもの。脳の委縮が進むアルツハイマー病。病的なものはその中でもどんどん分化していって程度、症状によって様々な名前がついたりしています。ピック病や、レビー小体型認知症は根本になる他の病気から合併した症状の一つといえます。認知症は急に取り巻く環境が激変すると起きやすく、混乱が引き起こすことが原因の一つといえます。介護施設ではショートステイなどで、介護保険を利用している利用者を預かることが日常の仕事の一つですが、家から知らないところへ連れてこられて、全く見た事のない人たちと生活を共にしなければならない認知症の方にとっては不安で、ストレスの多い宿泊となるのです。介護施設の職員はそれを理解し、不安を取り除くような介護をしなければなりません。研修や勉強会は常に必要で、ケースの報告やカンファレンスを行うことで職員が常によりよい介護が出来るように介護施設も働き掛けていかなければなりません。介護施設の職員は、不安で大声をあげたり、どうしてよいかわからずにうろうろ、徘徊している利用者の不安を取り除くために、どんな時も笑顔で利用者の話に耳を傾け、話し相手になることから始め、失礼がないようにお名前を呼んだりします。呼びとめられれば、忙しくても足を止め、利用者の声に耳を傾けるのです。時には、不安を取り除くために一緒にレクレーションや、散歩、買い物等に参加したりして一緒に楽しんだりします。ショートステイもレクレーションや、催し物で助けてもらいながら、徐々に何度か繰り返して来訪していくうちに、介護施設の雰囲気、職員さんの雰囲気に慣れていき、新しい記憶として覚えていくことが出来るのです。新しい施設に慣れて、そこが合っていると利用者の顔に笑顔が見られるようになり、情緒不安も見られなくなっていくことがあります。パーキンソン病の方が、自宅にいるより却って動きがが良くなったという報告もあるのです。実は、居宅で、閉じこもりがちで、誰ともお話をする機会がないという方が増える中で、施設のほうが社交的になり、職員と話したり、他の利用者とお話をするのを楽しみにしている方も増えています。

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