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特別擁護老人ホームは本当に費用が安い?

特別養護老人ホームは正式名称を介護老人福祉施設といい、社会福祉法人や地方自治体などによって運営されている介護施設のことをいいます。
特別養護老人ホームの制度は、心身の病気や障害により自宅で自力で生活することが困難で、家族による在宅介護を受けることができない高齢者の生活を支援することを目的として設立されたもので、この介護施設に入居するには、年齢や要介護認定など、一定の条件を満たしている必要があります。
この介護施設は高齢者の増加に伴って需要も年々増加しており、現在では全国に6,000以上の施設が運営されています。
特別養護老人ホームでは、一般的な有料老人ホームなどの介護施設とは違い、入居一時金などの初期費用がかからないのが特徴となっています。
入居後は月額費用として介護サービス費や生活費などが発生することになり、それらの費用については入居者やその家族の自己負担となります。
介護サービス料は正式名称を介護老人福祉施設サービス費といい、この料金は要介護度などによって異なります。
要介護度が高くなるほど料金も高額になりますが、この料金については介護保険の対象であるため、入居者などの自己負担額は1割となっています。
生活費としては、居住費や管理費、食費、水道光熱費、日常生活にかかる雑費などが挙げられます。
特別養護老人ホームで発生する費用は、この生活費の額によって大きく変わります。
このタイプの介護施設では、利用する部屋の種類を相部屋と個室の2つから選ぶことができますが、個室を選んだ場合は相部屋の場合と比較して費用が高額になってしまい、有料老人ホームに入居した場合の費用とあまり変わらなくなることもあるため、注意が必要です。
なお、これらの生活費については、低所得者のための減免措置の制度が設けられており、所得水準に応じて費用の一定額を市区町村に負担してもらうことがでいます。
また、各世帯の医療費と介護費を合計した高額療養費についても、各世帯の所得水準に応じて4段階の自己負担限度額が設定されており、それを超える高額療養費の支払いは免除されるという制度も設けられています。

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